日本の年平均気温偏差・年平均降水量偏差の経年変化

出典は、「年平均気温(年降水量)偏差」は、「日本の年平均気温(年降水量)」の「各年の数値」です。
このページは、気象庁Webサイト「各種データ・資料」の「地球環境・気候」のなかの「地球温暖化ポータル」 →新着情報「2021.1.4 令和2年(2020年)の日本の平均気温」 →「気温・降水量の長期変化傾向」ページの「日本の気温と降水量の長期変化傾向」の「年平均気温(年降水量)」にあります。

 図 日本の年平均気温と年平均降水量の偏差

 年平均気温・年降水量の算出方法は以下の通りです。(気象庁Webサイト掲載)

日本の平均気温偏差の算出方法

使用したデータ
 1898年以降観測を継続している気象観測所の中から、都市化による影響が小さく、特定の地域に偏らないように選定された以下の15地点の月平均気温データ。

網走、根室、寿都(すっつ)、山形、石巻、伏木(高岡市)、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

算出方法
 1.上記各地点ごとに、月平均気温の偏差(観測された月平均気温から、1971~2000年の30年平均値を差し引いたもの)を求めます*。
 2.各地点ごとに年・季節で平均します。
 3.各月および2で算出した値について、15地点の偏差を平均します。
 4. 年・季節・月のそれぞれについて、1981~2010年の30年間の平均と、1971~2000年の平均との差を2や3で算出した値から差し引いて、その年・季節・月の日本の平均気温の偏差(1981~2010年を基準とする偏差)とします。

 注:公表後も過去データの見直し等で更新する場合がありますが、その際は更新履歴に明記します。
*宮崎は2000年5月、飯田は2002年5月に移転しました。 移転による観測データへの影響を評価し、移転による影響を除去するための補正を行った上で、偏差を求めています。

日本の年降水量偏差の算出方法

使用したデータ期間
 1898年~
 (採用地点において均質なデータがそろっているのが1898年以降であるため)

使用した地点
 全国の気象観測所のうち、長期間にわたって観測を継続している以下の51地点を採用しています。
 (降水量は、気温に比べて地点による変動が大きく、変化傾向の解析にはより多くの観測点を必要とするため。)

旭川、網走、札幌、帯広、根室、寿都、秋田、宮古、山形、石巻、福島、伏木、長野、宇都宮、福井、高山、松本、前橋、熊谷、水戸、敦賀、岐阜、名古屋、飯田、甲府、津、浜松、東京、横浜、境、浜田、京都、彦根、下関、呉、神戸、大阪、和歌山、福岡、大分、長崎、熊本、鹿児島、宮崎、松山、多度津、高知、徳島、名瀬、石垣島、那覇

算出方法
 1. 上記各地点ごとに、年降水量の偏差(年降水量を基準期間の平均値を差し引いたもの)を求めます。ここで、基準期間とは1981~2010年です。
 2. 51地点分平均した値を日本の年降水量偏差とします。